埼玉新聞

 

体へ悪影響…埼玉で“PFAS”超過、1地点で確認 カドミウム、鉛、ヒ素など4地点で超過 各地の汚染状況を発表 知事「降水量が少なく、汚れを希釈する効果も薄れた」

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 埼玉県は21日、2025年度の県内の河川および地下水などの水質や土壌汚染の状況を発表し、水質汚濁防止法に基づく水質測定結果(44河川94地点、3湖沼3地点)で、水質汚濁の代表的指標とされる生物化学的酸素要求量(BOD)の環境基準を44河川中38河川で達成した。達成率は86%(前年度比5ポイント減)で、4年ぶりに90%を割り込んだ。

 県は県政運営の基礎となる「5か年計画」でも26年度にBOD100%達成を掲げており、大野知事は21日の定例会見で「25年度は降水量が前年度に比べ約8割少なく、汚れを希釈する効果も薄れた。一方で一番の影響は生活排水といわれ、負荷削減に重点的に取り組む必要がある」と所感を述べた。

 有機フッ素化合物(PFOSおよびPFOA)は調査した50地点のうち1地点(不老川、川越市)で指針値を超過した。

 県水環境課によると、水質の汚濁原因の約7割は生活排水であることから、県では合併処理浄化槽への転換などの生活排水処理対策促進、工場・事業場に対する排水基準の順守徹底など、総合的な水質改善に引き続き取り組む。

 また、県内を682区画に分け(山間部除く)、8カ年で一巡するように実施する地下水の概況調査では、カドミウム、鉛、ヒ素、フッ素、硝酸性窒素および亜硝酸性窒素について、合計4地点で環境基準を超過した。

 地下水環境基準超過地点は次の通り。

 カドミウム=熊谷市小八林▽鉛=熊谷市小八林、飯能市宮沢▽ヒ素=熊谷市小八林▽フッ素=熊谷市小八林▽硝酸性窒素および亜硝酸性窒素=飯能市宮沢、上尾市本町、ふじみ野市福岡

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