「東洋唯一の地下鉄道」ポスター、よい止め薬「鎮嘔丹(ちんおうたん)」車内広告など 鉄道広告150点が集結 駅弁デザイン展も さいたま市 鉄道博物館で9月まで展示
2026/07/20/17:58
鉄道博物館(さいたま市大宮区)は11日、収蔵資料展「いろいろ、とりどり。鉄道広告~あの日、あの場所、あの広告~」を開幕した。
同展では、客車内に初めて広告が掲示された1878(明治11)年から現代に至るまでの鉄道広告や関連資料など約150点を展示。時代を反映したデザインの面白さや、日常に溶け込む鉄道広告の魅力を紹介している。
会場には鉄道車内広告第1号とされる、乗り物酔い止め薬「鎮嘔丹(ちんおうたん)」の車内広告掲出を許可する文書のほか、アジア初の本格地下鉄である東京地下鉄道(現東京メトロ銀座線)の開業時ポスター「東洋唯一の地下鉄道」などを展示。さらに、鉄道関連のテレビCMの放映も行われている。
担当学芸員の五十嵐健一さんは「鉄道広告には時代が反映されており、当時の歴史や流行が伝わってくる。デザインの面白さや懐かしさを感じながら楽しんでほしい」と魅力を語った。
また、サテライト展示として「駅弁( )デザイン展」も同時開催。タイトルの括弧内にさまざまな助詞を当てはめることで、駅弁をテーマ別に紹介するユニークな構成となっている。
「駅弁(の)デザイン」のコーナーでは、駅弁を包む掛紙を紹介。掛紙には地域の風景や観光案内が描かれていることも多く、地域ごとの特色が感じられる。そのほか「駅弁(と)デザイン」では、個性豊かな駅弁容器を展示するなど、多様な視点から駅弁文化に触れられる内容となっている。
担当学芸員の坪内間さんは「全国の駅弁店の協力により、各地の駅弁が一堂に会する企画が実現した。鉄道博物館スタッフお薦めの駅弁トップ5も掲示しているので、ぜひ訪れてほしい」と呼びかけた。
両展は9月28日まで開催中。











