84歳男性、路上で倒れる…目撃した母と娘が声かけ、2人で両脇抱えて移動 足元がふらつく男性、防災無線で放送の行方不明者と特徴が似ていた 110番すると蕨署が保護、家族の元へ 親子の行動に称賛
2026/06/20/15:23
路上で倒れた戸田市在住の高齢男性(84)を救助したとして蕨署は、同市在住の会社員佐藤麻衣さん(37)と次女で県立新座高校1年生の心海さん(15)に感謝状を贈った。佐藤さんは「おじいちゃんが倒れているのを見捨てられない気持ちが大きかった」と振り返り、心海さんは「これからも困っている人がいたら率先して助けたい」と力を込めた。
同署や佐藤さんによると、佐藤さん親子は5月6日午後3時過ぎに同市美女木5丁目の路上で高齢男性が倒れるところを目撃。その後、行方不明者に関する防災行政無線の内容と、対応していた男性の特徴が似ていることから、同3時50分ごろに佐藤さんが110番し、同署が保護した。
当日、佐藤さん親子は中学1年生の長男が所属するバスケットボール部の応援で同市立美笹中学校を訪問。帰りに同校を出たところ、約100メートル先で尻もちをついて背中から倒れる男性の姿を目にした。「大丈夫ですか?」「頭打ってないですか?」。2人で駆け寄り、声をかけた。
男性にけがはなく意識もはっきりしていたが、足元はふらついていた。2人で両脇を抱え、男性が自宅と示す方向へと歩いたが、男性の息が上がったため、30分程度移動したところで修行目公園のベンチに3人で腰を下ろした。
公園にいた男性から「さっき(防災行政無線で)流れていた人じゃない」と指摘され、再度、防災行政無線に佐藤さんが耳を傾けると、特徴が似ていたことから110番で「放送で流れたおじいちゃんと格好が似ている」と伝え、家族の元へと返された。
同署の西脇大輔署長は「勇気ある行動が一人の命を守ることにつながった」と、佐藤さん親子に感謝を伝えた。










