埼玉新聞

 

高1女子が死亡、自宅に到着寸前だった15歳…何度も刺される 兄が通報 捕まった無職男、殺人罪で裁判へ 「対象となる女性を探していた。自分は社会の底辺」と語った26歳

  • 現場となったマンションの出入り口付近で、鑑識作業を行う捜査員ら=15日午前9時55分ごろ、さいたま市桜区栄和6丁目

    現場となったマンションの出入り口付近で、鑑識作業を行う捜査員ら=2025年4月15日午前9時55分ごろ、さいたま市桜区栄和6丁目

  • 現場から続いている血痕を調べる捜査員ら=15日午前2時ごろ、さいたま市桜区

    現場から続いている血痕を調べる捜査員ら=2025年4月15日午前2時ごろ、さいたま市桜区

  • 男が向かったとみられる交番=15日午前1時10分ごろ、さいたま市桜区桜田2丁目

    男が向かったとみられる交番=2025年4月15日午前1時10分ごろ、さいたま市桜区桜田2丁目

  • 【地図】さいたま市桜区

    さいたま市桜区の位置

  • 現場となったマンションの出入り口付近で、鑑識作業を行う捜査員ら=15日午前9時55分ごろ、さいたま市桜区栄和6丁目
  • 現場から続いている血痕を調べる捜査員ら=15日午前2時ごろ、さいたま市桜区
  • 男が向かったとみられる交番=15日午前1時10分ごろ、さいたま市桜区桜田2丁目
  • 【地図】さいたま市桜区

 さいたま市桜区のマンションで昨年4月、高校1年の女子生徒が殺害された事件で、さいたま地検は14日、殺人と銃刀法違反の罪で、住所不定、無職の男(26)をさいたま地裁に起訴した。地検は刑事責任能力の有無を調べるため、昨年4月から1年以上、鑑定留置を2度にわたって実施。刑事責任を問えると判断したとみられる。認否を明らかにしていない。

 起訴状などによると、男は昨年4月14日、桜区のマンション敷地内で、同所に住む女子高校生=当時(15)=に対し、頭などを包丁(刃渡り約17センチ)で多数回突き刺し、心・肺損傷により死亡させたとされる。

 被告は逮捕後、「通行人を装って、対象となる女性を探していた。虐待を受けて性格がゆがんだ。自分は社会の底辺にいる」などと供述していた。県警は高校生に落ち度はなく、被告が犯行直前に偶然見かけて犯行に及んだとみて捜査していた。

■交番までの道に血が(以下、2025年4月15日配信の初報記事)

 14日午後8時15分ごろ、さいたま市桜区栄和6丁目のマンション敷地内で、このマンションに住む高校1年の女子生徒(15)が刃物で刺される事件が発生した。女子生徒は上半身を中心に複数カ所刺されたとみられ、意識不明で病院に搬送され、その後死亡が確認された。県警は15日、殺人事件として浦和西署に50人態勢の特別捜査班を設置。20代男性から事情を聴くなど事件の詳しい経緯を調べている。

 県警によると、女子生徒は外出先の近所から帰宅途中、自宅マンションの出入り口付近で被害に遭った。目撃した女性が「女性が男に殴られている」と110番。その後、異変を察知した女子生徒の兄が倒れている女子生徒を発見し「家族が刃物で刺された」と110番した。現場からは血痕のついた包丁が1本発見された。

 事件から約15分後の14日午後8時半すぎ、現場から南に約1・4キロ離れた交番で、両手にけがをして出血している20代の男性を通行人の40代男性が発見し通報。駆け付けた警察官が確保した。男性には所持品がなく、救急搬送され治療を受けている。命に別条はないという。事件現場から男性が確保された交番にかけての道中には血痕のようなものが続いているのが確認されていた。県警は男性が何らかの事情を知っているとみて任意で話を聴いている。

 現場はJR南与野駅から南西に約1・8キロ離れた住宅街。

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