埼玉新聞

 

つい欲しくなる…盆栽や山野草など1万鉢以上を販売 大宮の盆栽村で「大盆栽まつり」、国内外の愛好家ら楽しませる 盆栽博士ちゃんも出店…今年は手間が少ない、手のひらサイズの盆栽を充実 5日まで

  • 多くの来場者でにぎわう「大盆栽まつり」

    来場者に盆栽の多くの来場者でにぎわう「大盆栽まつり」=3日午前、さいたま市北区盆栽町

  • 来場者に盆栽の育て方を説明する清水ちえりさん(中央)

    来場者に盆栽の育て方を説明する清水ちえりさん(中央)

  • 【地図】さいたま市北区(背景薄緑)

    主会場の盆栽町のある、さいたま市北区の位置

  • 多くの来場者でにぎわう「大盆栽まつり」
  • 来場者に盆栽の育て方を説明する清水ちえりさん(中央)
  • 【地図】さいたま市北区(背景薄緑)

 ゴールデンウィーク恒例の盆栽の祭典「大盆栽まつり」が3日から、さいたま市北区盆栽町を主会場に始まった。盆栽の聖地として知られている大宮盆栽村の通り沿いには、約120の露店が出店。盆栽や盆器、山野草など1万鉢以上が販売され、国内外から駆け付けた多くの愛好家を楽しませている。5日まで開催される。

 大宮盆栽村は1923年の関東大震災後に都内の盆栽職人らが移り住み、25年に開村された。昨年は100周年記念イベントを地域一体で開催し、大宮盆栽の魅力を広げた。「蔓青園」5代目園主で、大宮盆栽協同組合理事長の加藤崇寿さん(57)は「次の100年に向けて、今年も気持ちを新たに、盆栽の聖地を守っていきたい」と思いを語った。

 「盆栽博士ちゃん」として親しまれている早大1年でさいたま市在住の清水ちえりさん(18)は、中学3年の時から市立漫画会館前に出店。「初めて盆栽に触れる方でも、楽しめるように」と、今年は手間が少なく育てやすい、手のひらサイズの盆栽を充実させた。売り上げの一部は、能登半島地震の被災地へ寄付するという。

 清水さんは小学6年の時に盆栽展の最高峰「国風盆栽展」で、史上最年少で入選。その後も同展で計6回入選している。「盆栽業界も後継者や会員不足が深刻化しているので、もっと世界中の若い方に魅力を伝え、国と国とをつなぐ架け橋になれるように貢献したい」と、清水さんは笑顔で語った。

 三郷市の上田茂樹さん(74)、好さん(74)夫婦は、盆栽や山野草を計6鉢購入した。茂樹さんは「息子から父の日のお祝いに盆栽をもらって以来、育てるのにはまっている。夏の暑さに気を付けて管理したい」、好さんは「魅力的なものばかりが並んでいるので、つい欲しくなっちゃう」と話していた。

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