埼玉新聞

 

解体工事の一起、破産開始を決定 負債総額は5億2140万円 事業買収資金の月分割払いが足かせ、資金操作厳しく 事業環境が悪化、利益確保できず事業を断念

  • 倒産情報ー新

    解体工事の一起、破産開始を決定

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 業績不振で昨年6月から事業を停止していた解体工事の一起(加須市)が7日、さいたま地裁から破産開始決定を受けたことが分かった。破産管財人には真砂一也弁護士(さいたま新都心法律事務所、さいたま市中央区)が選任された。東京商工リサーチ埼玉支店によると、負債総額は申し立て時点で5億2140万円。

 一起は2012年2月に設立。ワールド(加須市)のアスベスト事業部を約2億円で買収し事業を開始した。建物全般の解体を主力にアスベストやダイオキシン、鉛などを含む特殊解体を得意としていた。下請けによる受注形態で都内を中心に関東一円に商圏を確保。23年7月期は売上高5532万円、当期純利益30万円を計上したが、初期の事業買収資金の月分割払い(約180万円)が足かせとなり、厳しい資金操作を強いられた。

 その後は事業環境の悪化で充分な利益確保には至らず資金繰りが逼迫(ひっぱく)。事業の継続を断念した。

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