夫婦衝撃…自宅で襲われる 深夜にドンドンと窓を割られ飛び起きて悲劇 その後、捕まった男26歳…法廷で襲撃を認める 弁護士「血だらけの男と実家の写真を見せられ、おまえも親もこんなふうにすると脅された」
所沢市の住宅で2024年10月、男ら4人が押し入った強盗事件で実行役として関与したなどとして、住居侵入、強盗致傷、詐欺の罪に問われた、無職男(26)の裁判員裁判の初公判が2日、さいたま地裁(室橋雅仁裁判長)で開かれた。男は「(間違いは)ありません」と起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で、男は24年9月ごろ、交流サイト(SNS)で副業として応募し、東京都国分寺市と所沢市の住宅強盗事件に実行役として関わったと指摘。高齢者を狙った犯行で、「計画性や組織性、匿名性に着目してほしい」と説明した。3件で計約650万円の詐欺事件に受け子として関わったとした。
弁護側は、男がアルバイト感覚で自分や家族の個人情報、免許証などをリクルーター役に送ったと説明。荷物を運ぶ簡単な仕事と誘われ応募したが、空き巣に入るように指示されて拒否すると、血だらけの男の写真と実家の写真が送られ、国分寺の事件に加わった。所沢の事件でも「おまえも親もこんなふうにするぞ」と脅され、加担したと主張した。
起訴状などによると、男は他の実行役の男や氏名不詳者らと共謀し、24年10月1日、所沢市の住宅に侵入し、住人の男性=当時(85)=を刃物で切り付け2週間のけがを負わせ、男性と妻=当時(83)=の両手首などを粘着テープで縛り、現金約16万円や財布などを強取したとされる。また、同年9月30日に国分寺で発生した住宅強盗事件、10月上旬に三郷市、札幌市、新潟市で発生した詐欺事件3件に関わったとされる。
■どんな事件だった 夫婦が就寝中に襲撃(以下、2024年10月2日配信の実行犯逮捕記事)
2024年10月1日午前2時5分ごろ、所沢市北野新町2丁目の一戸建て住宅に複数の男らが侵入し、住人の高齢夫婦2人を粘着テープのようなもので縛りけがを負わせ、現金などを奪う強盗致傷事件が発生した。所沢署は現場から逃走した男3人を強盗致傷などの疑いで逮捕した。他にも逃走した人物がいるとみて行方を追っている。
逮捕されたのは、いずれも自称で、住居職業不詳の43歳男、24歳男、28歳男の3容疑者。
捜査関係者によると、犯行に使われたとされる車のうち2台は、9月30日に東京都国分寺市で発生した強盗致傷事件で使われた車両と同一とみられ、警視庁などは2事件の関連を捜査している。同28日に東京都練馬区の住宅で起きた強盗致傷事件との関連も調べている。
逮捕容疑は氏名不詳の者と共謀し、同日午前2時5分ごろ、勝手口の窓を割って家屋内に侵入。住宅に住む男性(85)と妻(83)に対して「お金早くしろ」などと脅迫し、粘着テープのようなもので緊縛した上で刃物で切り付けて現金約8万円を奪った疑い。男性と妻は腕に切り傷を負ったが、命に別条はないという。
同署によると、男らは少なくとも4人で、車を使って現場周辺まで向かい犯行に及んでいた。勝手口の窓ガラスがドンドンと割れる音を聞き、1階で就寝中だった夫婦が目覚めて「若い男数人が家のドアをたたいて入ってきた」と110番。現場に駆け付けた警察官が逃走する男らを発見し、3人を逮捕した。現場付近の畑からは刃物のようなものが発見された。
捜査関係者によると、逮捕された男の1人は犯行を認めており、秘匿性の高いアプリで仕事を受けた旨の供述をしているという。匿名・流動型犯罪グループによる犯行の可能性も視野に捜査している。
現場住宅から数百メートル離れたコンビニエンスストアの駐車場には、男らが使用していたとみられる福岡県ナンバーの乗用車と群馬県ナンバーの軽乗用車が確認された。
県内では9月18日、さいたま市西区の一戸建て住宅に複数の男が侵入し、家人を緊縛するなどしてけがを負わせた強盗致傷事件が発生している。










