埼玉新聞

 

<都道府県対抗男子駅伝>埼玉は6位 5大会連続で入賞 6区の逸見(川越西中)が区間賞の快走

  • 6大会ぶりの優勝を狙う男子の埼玉チーム

    6位入賞の男子埼玉チーム

  • 6大会ぶりの優勝を狙う男子の埼玉チーム

 第31回全国都道府県対抗男子駅伝は18日、広島市平和記念公園前発着の7区間、48キロで行われ、宮城が大会記録に並ぶ2時間16分55秒で初優勝を果たした。福島が25秒差の2位、兵庫が3位だった。埼玉は2時間18分16秒で6位となり、5大会連続で入賞した。

 埼玉は1区(7キロ)の大江秀弥(春日部高)がトップと58秒差の15位。2区(3キロ)斎藤駿(鶴ケ島藤中)の力走で8位に浮上したが、3区(8・5キロ)宇田川瞬矢(青学大)=東農大三高出=で10位に後退した。4区(5キロ)大藪遥斗(東農大三高)5区(8・5キロ)栗林凜太朗(花咲徳栄高)がしぶとくつなぎ、9位でたすきを受けた6区(3キロ)逸見明駿(川越西中)が区間賞の快走で6位に上がると、アンカー吉田祐也(GMOインターネットグループ)=東農大三高出=が区間4位と好走した。

■6区・逸見が区間賞「1秒でも早く」

 競った展開で強さを発揮できる6区逸見が区間賞を獲得した。5区栗林から9位でたすきをもらうと3人を抜き、さらに前の選手を追いかけた。「走りやすかった。1秒でもタイムを縮めて吉田さんにたすきを渡したかった」と声を弾ませた。

 全国規模の大会に出場するのは、昨年8月の全国中学大会の3000メートル以来。チーム力が求められる駅伝での全国の舞台は初めてだった。「吉田さん、宇田川さんに助言をもらい、楽しかった」と憧れの先輩とともに県代表として疾走した。

■「前へ」の姿勢貫く

 6大会ぶりの優勝を目指した埼玉は6位でフィニッシュ。一時は2桁に順位を落としたものの、前を追う姿勢を貫き、レース後半に順位を上げて5大会連続入賞と善戦した。柴田監督は「悔しい結果となったが、特に中高生がよく頑張ってくれた」と若い力をたたえた。

 序盤からハイペースで展開した1区で大江が食らい付き、58秒差の15位でスタート。2区斎藤が8位に押し上げた。斎藤は「残り1キロでペースが落ちたが、体が軽かった」と前を行く選手を追い抜いた。

 3区でたすきをもらった宇田川で10位に後退。4区大藪が区間9位、5区栗林は同12位と高校生が粘り強くたすきをつないだ。順位を維持した栗林は「いい位置でたすきを渡したかった」と流れをつくった。

 ハイレベルなレースで思うように順位を上げられない中、9位でたすきを受けた6区逸見の快走で入賞圏内の6位に浮上した。チームに勢いをもたらし、たすきをつないだ。吉田は区間4位の好走で地力の高さを示してゴールした。

 出走した2人の中学生を含む4人が区間1桁順位と安定感を発揮した。柴田監督は「選手たちがミスなく走ってくれた。チームワークも良かった」と中学生から社会人が一つのたすきをつないだ。来年はさらに一体感を強めて頂点を狙う。

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