埼玉新聞

 

ショック…パートの女性“9823万円”を失う スマホに「携帯が未払い」と電話あり送金、相手が音信不通になり詐欺発覚 女性は1人暮らし、46回も送金した51歳

  • 【ちなみ】パトカー6=事件事故イメージ

    埼玉県警

  • 【地図】鴻巣市

    鴻巣市の位置

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 埼玉県警鴻巣署は22日、鴻巣市内のパート女性(51)が特殊詐欺の被害に遭い、暗号資産9823万円相当をだまし取られたと発表した。

 同署によると、9月4日ごろから数回にわたり、女性のスマートフォンに金融機関職員などをかたる男から、「あなたの名前で契約されている携帯電話料金が未払いです」「偽造運転免許証で携帯電話を契約された可能性があります」などと電話があった。

 その後、やり取りを交流サイト(SNS)に誘導され、警察官を装う男から女性に犯罪の疑いがかけられていることを告げられ、「事件関与の容疑を晴らすためには、資産関係を調べる必要があるので、別の口座に預金を移してください」などとメッセージで要求。信じた女性は同5日から12日まで間、46回にわたって指定されたコインアドレスに9823万円相当の暗号資産を送金したという。

 同18日に男たちと連絡が取れなくなったことから、女性は警察官をかたる男が所属先として名乗っていたほかの県警に連絡。詐欺ではないかと指摘されたため同日、同署を訪れ被害を届け出た。女性は1人暮らしだった。

 同署で詐欺事件として、調べている。

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