埼玉新聞

 

埼玉や東京などで長周期地震動を観測 周期の長い揺れ【青森県で震度6強】

  • 長周期地震動を観測した地域(8日午後11時15分ごろ、気象庁HPから)

    長周期地震動を観測した地域と階級(8日午後11時15分ごろ、気象庁HPから)

  • 長周期地震動を観測した地域(8日午後11時15分ごろ、気象庁HPから)

 気象庁によると、8日午後11時15分ごろ、東北で最大震度6強の地震があったが、関東など東日本で広く長周期地震動を観測した。

 震源地は、青森県東方沖で震源の深さは約50キロ、地震の規模(マグニチュード)は7・6と推定されている。

 長周期地震動は、大きな地震で生じる、周期(揺れが1往復するのにかかる時間)が長い大きな揺れのこと。高層ビルは大きく長時間揺れ続けることがある。長周期地震動による大きな揺れにより、家具類が倒れたり、落ちたりする危険に加え、大きく移動したりする危険がある。 

 今回の地震で、長周期地震動の階級3(非常に大きな揺れ。立っていることが困難になる。固定していない家具が移動することがあり、不安定な物は倒れることがある)を青森県で観測した。

 埼玉県南部・北部や東京都23区など関東の広い範囲で階級1(やや大きな揺れ。室内にいるほとんどの人が揺れを感じ、ブラインド等吊り下げ式の物が大きく揺れる)を観測した。

=埼玉新聞WEB版=

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