5日午前8時10分ごろ、吉見町大串の町道で、自動車整備士の専門学校「関東工業自動車大学校」（鴻巣市）のスクールバスが横転した。運転手を含む50人が乗車しており、うち20人が病院へ搬送されたが、いずれも軽傷だった。

　東松山署によると、現場は片側1車線の幅員6・3メートルで、見通しの良い緩やかな右カーブの町道。バスは何らかの原因により道路から逸脱し、左側を下に横転した。目撃者が「バスが田んぼに転落している」と110番。乗車していた運転手を除く49人はいずれも外国籍で、搬送された20人はネパール国籍などの20～30代の学生だった。

　スクールバスは川越市の川越駅を出発し、同校に向かう途中だった。運行は外部の会社に委託しており、同署は運転手の男性（77）＝鴻巣市＝を自動車運転処罰法違反（過失傷害）も視野に任意で捜査し、事故原因を調べている。