埼玉新聞

 

窓ガラス割れる…部屋を爆発させたと会社員男、法廷で認める ガスを充満させてライターで点火、住宅密集地で損害額は2億8千万円 弁護士「心神耗弱状態だった」

  • 爆発のあった現場=7月18日夜、川口市

    爆発のあった現場=2024年7月18日夜、川口市

  • 爆発の発生したマンションで、現場検証が行われた=19日午前9時半ごろ、川口市並木2丁目

    爆発の発生したマンションで、現場検証が行われた=2024年7月19日午前9時半ごろ、川口市並木2丁目

  • 爆発のあったマンションでは、現場検証が行われた=19日午前9時半ごろ、川口市並木2丁目

    爆発のあったマンションでは、現場検証が行われた=2024年7月19日午前9時半ごろ、川口市並木2丁目

  • 爆発のあった現場=7月18日夜、川口市
  • 爆発の発生したマンションで、現場検証が行われた=19日午前9時半ごろ、川口市並木2丁目
  • 爆発のあったマンションでは、現場検証が行われた=19日午前9時半ごろ、川口市並木2丁目

 川口市のマンションで昨年7月、自室内にガスを充満させ、ライターで引火して爆発させたなどとして、激発物破裂などの罪に問われた、中国籍の会社員男(45)=川口市=の裁判員裁判の初公判が4日、さいたま地裁(江見健一裁判長)で開かれた。被告は「(間違いは)ないです」と起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で、男が事件前に心神耗弱状態で自殺願望を抱いており、自宅に誰か侵入してくるのではと思っていたと説明。恐怖から逃れようと室内にガスを充満させてライターで火を付けたとし、「住宅密集地での爆発という事情を考慮すべき」と主張した。

 弁護側は事件前に男が適応障害と診断されるなど、事件当時心神耗弱状態だったとして、刑の減軽を求めた。

 起訴状などによると、男は昨年7月18日、川口市内のマンションの一室で、室内にガスを充満させてライターで点火して爆発させ、マンションの窓ガラスなど(損害見積額計約2億8千万円)を損壊し、マンションの居住者ら3人に1週間前後の傷害を負わせたなどとされる。
 

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