さいたま観光大使、新たに委嘱 市出身の5人…2度目の挑戦で念願かなった小町ら 任期は来年10月31日までの1年間 観光資源を広くPR、「育った市に恩返しがしたい」
さいたま市の魅力ある観光資源を市内外に広くPRし、イメージ向上につなげる役割を担う新たな「さいたま観光大使」の委嘱式が11月25日、市役所で行われた。任期は来年10月31日までの1年間。清水勇人市長から委嘱状と観光大使のたすきを受け取った、同市出身の5人は「多くの人に魅力を伝え、育ったさいたま市に恩返しがしたい」と笑顔で抱負を語った。
新たに観光大使を務めるのは、さいたま商工会議所青年部が募集する市商工業イメージアップキャラクター「さいたま小町」の18代目に選ばれた岡安悠菜さん(21)と酒井智望さん(20)、埼玉中央青年会議所が開催する音楽コンテスト「夢KANAオーディション」で19代目グランプリに輝いたmusaさん(27)と審査員特別賞のmarinaさん=年齢非公表、夢咲ひろかさん(25)の5人。全員がさいたま市出身だ。
さいたま小町の酒井さんは小さい頃から励んでいた阿波踊りを通じ、人同士のつながりの大切さを学んだという。その部分を見失わず「ここに行ってみたい、これを食べたいと思って、行動してもらえるような小町を目指す」と力を込めた。岡さんは2度目の挑戦で念願の小町に。チアリーディングや和太鼓の経験から体全身で表現することを得意とする一方で、アナウンススクールに通い、言葉の大事さも実感する。「一人一人の心に届く言葉で市民全員を笑顔にしたい」と目を輝かせた。2人はイベントの司会などで市の特色や魅力をPRする。
「夢KANA」はイベントで市の歌「希望(ゆめ)のまち」をはじめとしたステージパフォーマンスを披露する。
musaさんは、市内の中学校在学時に入部した吹奏楽部でサックスに出合ったことがプロのサックス奏者として活動する今の自身につながっていると自負する。「市外から来た人がさいたま市を第二のふるさとと思ってもらえるように、音楽や演奏で盛り上げたい」と意欲十分だ。
シンガーソングライターとして10年以上、活動するmarinaさんは「たくさんの人に興味を持ってもらうために音楽やSNSでたくさんの魅力を伝えたい」と力強い決意。さいたま市と歌が好きすぎるという夢咲さんも「市民でも『希望のまち』を知らない人もいる。10区全てで歌いたい」と思いがあふれた。










