加須市の住宅に侵入し現金を奪ったとして、県警捜査1課と加須署は3日、住所侵入と強盗の疑いで、行田市南河原、会社員の男（34）を逮捕した。

　逮捕容疑は11月24日午前3時ごろ、加須市道目の一般住宅に侵入し、就寝中だった男性＝当時（72）＝に刃物のようなものを突き付けて、「金を出せ。殺すぞ」などと脅迫し、男性の財布から現金3千円を奪った疑い。「空き家だと思って盗みに入った」などと容疑を認めており、「出張先で遊ぶ金が欲しかった」などと供述しているという。男性にけがはなかった。

　同課によると、広範囲の防犯カメラをリレー式に捜査したところ、犯行時に使用された男名義の軽乗用車が特定され、関与が浮上した。無施錠だった玄関から侵入したとみられる。同課は余罪の有無を捜査している。

■マスクして身長170センチ（以下、11月25日配信の初報記事）

　11月24日午前2時55分ごろ、加須市内の住宅に男が侵入し、就寝中だった男性（72）に刃物のような物を突き付けて、「殺すぞ。金はどこだ」と脅迫、住宅内にあった現金約4万1千円を奪って逃走した。

　加須署によると、男性方は木造平屋で、男性は1人暮らし。押し入った男は年齢が30～40代ぐらい、身長約170センチで体格は中肉。上衣は色不明のジャンパー、フードのようなものがある洋服、下衣は灰色ズボンで、白のマスク姿だったという。同署で強盗事件として調べている。