埼玉新聞

 

東大、暗黒物質しっぽつかんだ? 天の川銀河からのガンマ線分析

  •  天の川銀河周辺から届いたガンマ線の観測画像。中央の帯はノイズが大きく分析から除外された部分(戸谷友則東大教授提供)

     天の川銀河周辺から届いたガンマ線の観測画像。中央の帯はノイズが大きく分析から除外された部分(戸谷友則東大教授提供)

  •  天の川銀河周辺から届いたガンマ線の観測画像。中央の帯はノイズが大きく分析から除外された部分(戸谷友則東大教授提供)

 東京大の戸谷友則教授(天文学)は30日までに、宇宙を満たしているとされながら、正体が分かっていない暗黒物質が放出した可能性のあるガンマ線を捉えたと学術誌に発表した。天の川銀河周辺から届いたガンマ線のデータ15年分を分析した研究成果。事実と確認されれば、初めて暗黒物質を“見た”ことになるとしている。検証には銀河の他の領域からも同様のガンマ線を捉えるなど、証拠集めが必要だという。

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