埼玉新聞

 

パトレイバーの「イングラム」登場 映画撮影用に制作された実物大 小鹿野署、交通事故防止の催し 所有する社が協力、東京・八王子から出動 来場者に安全運転の徹底を訴え

  • 一日警察署長を務めた(右から)小鹿野中学校の増田桃華さんと小林蓮さん

    一日警察署長を務めた(右から)小鹿野中学校の増田桃華さんと小林蓮さん=29日午前、秩父ミューズパーク

  • 年末の事故防止へ、パトレイバー出動

    年末の事故防止へ、パトレイバー出動=29日、秩父ミューズパーク

  • 一日警察署長を務めた(右から)小鹿野中学校の増田桃華さんと小林蓮さん
  • 年末の事故防止へ、パトレイバー出動

 冬の交通事故防止運動に合わせ、小鹿野署は29日、秩父市と小鹿野町にまたがる秩父ミューズパークで啓発キャンペーンを開催した。アニメなどで人気の「機動警察パトレイバー」に登場する人型ロボットを展示し、来場者に安全運転の徹底や特殊詐欺被害の防止を訴えた。

 ロボットは映画撮影用に制作された「98式AVイングラム」の実物大で、全高約8・5メートル。今回、所有するオノエンジニアリング社の協力により、東京都八王子市から出動した。会場にはパトカーや白バイも並び、家族連れや原作ファンが記念撮影を楽しんでいた。

 一日警察署長を委嘱された町立小鹿野中学校2年の増田桃華さん(14)と小林蓮さん(14)は、ロボットデッキアップの号令係や啓発品配布などの任務を全うした。増田さんは「こんなに多くの方が集まるとは思わなかった」、小林さんは「これからも死亡事故ゼロが続くことを願いたい」と話していた。

 小鹿野署管内の交通死亡事故ゼロ継続日数は28日現在、5174日に達し、県内39署の最長記録を更新中。

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