埼玉新聞

 

在日韓国人の被爆を語り継ぐ 富山女性、亡き本人に代わり

  •  広島市の原爆資料館で講話する佐野環さん=8月7日

     広島市の原爆資料館で講話する佐野環さん=8月7日

  •  広島市の原爆資料館で講話する佐野環さん=8月7日

 米軍による原爆投下から80年がたった広島市で、惨禍の記憶を後世に伝えるため被爆者本人に代わり体験を語る「被爆体験伝承者」の取り組みが続けられてきた。富山県の女性は、面識がなかった在日韓国人男性=2022年に死去=からバトンを託され、外国人被爆者から見た戦争の実態を伝えている。「他者への差別が憎しみと争いを生み、戦争につながる」という男性の思いを広めようと、県内外を回る。

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