埼玉新聞

 

水力発電187カ所で設備更新 脱炭素へ新型水車やAI

  •  東北電力蓬莱発電所3号機で取り換えられる最新型の水車ランナ(羽根車)=2024年9月、福島市(同社提供)

     東北電力蓬莱発電所3号機で取り換えられる最新型の水車ランナ(羽根車)=2024年9月、福島市(同社提供)

  •  水力発電の設備更新件数と出力増加量

     水力発電の設備更新件数と出力増加量

  •  東北電力蓬莱発電所3号機で取り換えられる最新型の水車ランナ(羽根車)=2024年9月、福島市(同社提供)
  •  水力発電の設備更新件数と出力増加量

 大手電力9社と電源開発(Jパワー)が2020~30年度に、水力発電所計187カ所で設備更新(リパワリング)を実施したか、今後実施することが24日、共同通信のアンケートで分かった。出力増加は計13万キロワット余りの見通し。国のエネルギー基本計画は脱炭素電源確保に向け、原子力とともに、水力を含む再生可能エネルギーの最大限活用を掲げており、各社は既存の水力の発電効率を高めようと、最新型水車への切り替えや、ダム運用への人工知能(AI)の導入に取り組んでいる。

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