秩父鉄道（本社・熊谷市）は秩父夜祭が行われる12月3日、「SL秩父曳（ひ）き山夜祭り号」を特別運行する。区間を延伸し、行田市駅発で運転。特別SL指定席券と、通常のSL指定席券を販売している（売り切れ次第終了。特別券は25日まで）。

　運行区間は行田市駅―秩父駅間で、下りのみを運転。行田市駅を午後3時23分に発車し、熊谷駅や寄居駅などに停車して秩父駅には同5時55分着。特別ヘッドマークを掲出するほか、利用客には特別乗車記念証をプレゼントする。行田市駅から乗車する場合は特別券が必要で、料金は税込み1300円。購入は、専用サイトで受け付けている。

　「秩父夜祭架線切り離し・屋台見学ツアー」は、12月3日午後7時～同9時ごろ開催。御花畑駅ホームの特設スペースで、夜祭の屋台が秩父鉄道の踏切を通過できるように架線を切り離す作業や、屋台の巡行を見学できる。参加費は税込み2万円で、専用サイトで申し込みを受け付けている（27日まで。定員20人になり次第終了）。

　このほか、12月2、3の両日には特別企画ハイキング「秩父夜祭ルーツ『妙見七つ井戸』を巡り秩父神社へ」を実施。大野原駅で午前9時～同11時に受け付けを行い、約7キロのコースを自由に散策する。参加無料。また、3日は特別ダイヤで運行し、秩父駅発着の列車を増発する。

　問い合わせは、秩父鉄道運輸課（電話048・523・3313）へ。