埼玉新聞

 

【J2大宮】手痛い逆転負けで5位に 徳島に1―2 自動昇格の可能性は消滅

  • 大宮―徳島 ホーム最終戦に敗れて肩を落とす大宮の選手たち

    大宮―徳島 ホーム最終戦に敗れて肩を落とす大宮の選手たち

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 (第37節、23日・NACK5スタジアム大宮ほか)

 大宮はホームで徳島と対戦し1―2で逆転負けした。大宮はサンデーのゴールで先制したが、前半のうちに2点を返された。大宮は勝ち点63のままで5位に転落した。徳島は同64に伸ばした。

戦評…大宮は相手の堅い守りを崩せずに、徳島に1―2で敗れた。大宮は前半14分、MF小島のパスをFWサンデーがダイレクトで合わせて先制した。しかし、守備の隙を突かれ同30分、34分と立て続けに失点。1点を追う後半は攻撃陣4人を入れ替えて攻勢をかけた。後半は7度のCKなどからシュート13本を放つも、ゴール前で決め手を欠いた。

■隙突かれ、昇格遠のく

 大宮はホーム最終戦で7試合ぶりの黒星を喫した。順位は5位に後退し、J1に自動で昇格する2位以内の可能性が消滅。昇格が遠のく敗戦に宮沢監督は「自分たちの隙を見せた時間に2失点してしまった。悔しい試合だった」と振り返った。

 幸先よく先制したものの、前半30分、同34分と立て続けに失点した。いずれもボール保持者へ意識が集中し、最終ラインの背後を抜け出された。CBイヨハは「ボールに行く意識が強くなり、(DF陣が)重なってしまった」と悔しがった。

 1点を追う後半は16分に泉、杉本、谷内田を同時投入。3人を中心に何度もペナルティーエリア内に侵入した。宮沢監督は「冷静な判断、クロス、シュートの質が足りなかった」。後半に13本のシュートを打ったがリーグ最少失点の堅守は崩せなかった。

 ホーム最終戦に足を運んだファン・サポーターは1万2410人。今季はホーム全19試合中16試合で入場者数が1万人を超えた。小島は「開幕からずっと後押しがあって雰囲気よく試合ができている。その幸せをかみしめたい」と実感を込めた。

 J3から2季連続昇格という史上初の快挙への挑戦は続く。6位までに与えられるJ1昇格プレーオフの権利を懸け、次戦は敵地で山口と対戦する。村上は「3連勝すればJ1に上がれる。勝ち続けることにフォーカスしたい」と気合を入れた。

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