埼玉新聞

 

クマ鈴鳴らし散策 埼玉・毛呂山でウオーキングイベント クマのような動物の目撃情報でコースを中止や一部変更 猟友会も巡回

  • 千人以上が参加した「ゆずの里健幸ウォーク」=23日午前、毛呂山町内

    千人以上が参加した「ゆずの里健幸ウォーク」=23日午前、毛呂山町内

  • 千人以上が参加した「ゆずの里健幸ウォーク」=23日午前、毛呂山町内

 毛呂山町の晩秋の山里を散策するウオーキングイベント「ゆずの里健幸ウォーク」が23日、町役場駐車場をスタート、ゴール地点に開かれた。今月に入りクマのような動物の目撃情報が寄せられたことから、町は行程14キロの2コースを中止し、7キロのコースの一部を変更して実施した。クマよけの鈴を携帯して歩く参加者の姿もあった。

 健幸ウォークには町内外から千人以上が参加。住宅や耕作地が広がる町の西側に向かって進み、再び町役場駐車場へ戻ってくるコースを歩いた。クマのような動物の目撃情報を受け、地元の猟友会が周辺で爆竹を鳴らしたり巡回したりした。クマよけの鈴を身に着けた参加者は「カランカラン」と音を鳴らしながら、散策を楽しんでいた。

 同町の50代女性はリュックサックにクマよけの鈴を着けて参加。「猟友会も手配していると聞いた。安心して歩こうと思う」。別のコースへの参加を予定していたという同町の女性は「今回のコースも紅葉がきれい」と語った。

 クマのような動物の目撃情報は8日、山あいの滝ノ入地区であった。町の担当者は「コースが一つになったことは残念だが、多く参加してもらえてありがたい」と話した。

ツイート シェア シェア