埼玉新聞

 

ヒズボラ幹部を殺害と発表 イスラエル、レバノン攻撃

  •  23日、レバノン・ベイルートの郊外で、イスラエル軍の空爆により破壊された建物(AP=共同)

     23日、レバノン・ベイルートの郊外で、イスラエル軍の空爆により破壊された建物(AP=共同)

  •  23日、レバノン・ベイルートの郊外で、イスラエル軍の空爆により破壊された建物(AP=共同)

 【カイロ共同】イスラエル軍は23日、レバノンの首都ベイルートを空爆し、親イラン民兵組織ヒズボラの軍事部門トップ、タバタバイ氏を殺害したと発表した。ヒズボラも死亡を認め、他4人の戦闘員が死亡したと表明した。レバノンの国営通信は、空爆により5人が死亡し、28人が負傷、アウン大統領がイスラエル軍の空爆を非難したと報じた。

 イスラエル軍は昨年9月にレバノン攻撃を本格化させ、前指導者ナスララ師ら幹部多数を殺害しヒズボラは弱体化した。同年11月の停戦合意後もヒズボラが再武装を進めていると主張し、レバノン南部を中心に攻撃を繰り返している。

 レバノン政府による武装解除をヒズボラは拒否。ヒズボラは今回の空爆を「越えてはならない一線を越えた」と強調しており、緊張が激化する可能性がある。

 イスラエルのネタニヤフ首相は声明で「ヒズボラがイスラエルに再び脅威を及ぼすことを許さない」と警告した。

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