埼玉新聞

 

墜落機の破片散乱、回収できず 岩場衝突か、安全委調査

  •  小型航空機墜落事故の現場となった山中から戻った運輸安全委員会の航空事故調査官ら=21日午後、福岡県八女市

     小型航空機墜落事故の現場となった山中から戻った運輸安全委員会の航空事故調査官ら=21日午後、福岡県八女市

  •  小型航空機墜落事故の現場となった山中から戻った運輸安全委員会の航空事故調査官ら=21日午後、福岡県八女市

 福岡県八女市で18日に起きた小型航空機の墜落事故で、運輸安全委員会の航空事故調査官は21日も現地調査を続けた。日下順詞主管調査官は、機体は岩場に衝突したとみられ、山中に破片が散乱して焼損の程度も激しく回収のめどが立っていないと明らかにした。

 県警は21日、現場検証を続け、22日も行う。山中から搬出していた3遺体の司法解剖を実施したが、身元や死因の特定には至っていない。

 安全委は20日までの調査で、機体残骸の大半は50メートル四方の狭い範囲に広がり、機体は空中での分離ではなく、地面との衝突の可能性が高いと判断していた。

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