埼玉新聞

 

関東一円の医療機関と取り引き…医療機器のメディカルアイズ、破産手続き開始決定 医療用具など主体に幅広く卸売り コロナ禍以降に患者数が減、業況悪化し4期連続の最終赤字…事業停止に

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    戸田市のメディカルアイズ破産手続き開始

  • 【地図】戸田市(背景薄緑)

    戸田市の位置

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 医療機器のメディカルアイズ(戸田)は10月31日にさいたま地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが分かった。破産管財人に野田泰彦弁護士(弁護士法人グリーンリーフ法律事務所、さいたま市大宮区)が選任。帝国データバンク大宮支店によると、負債総額は約1億円。

 同社は2003年9月設立。眼科医療機器や医療用具、医薬部外品を主体とする幅広い製品の卸売りを行っていたほか、眼鏡やコンタクトレンズも扱っていた。関東一円の医療機関や個人開業医などを対象に18年3月期は年売上高約4億800万円を計上していたが、コロナ禍以降は医療機関の通院患者数の減少で業況が悪化。23年3月期は1億3千万円に落ち込み、4期連続の最終赤字に陥っていた。今年春から事業を停止していた。

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