埼玉新聞

 

福岡で小型機墜落、3人死亡 佐賀離陸機から救難信号

  •  福岡県八女市星野村

     福岡県八女市星野村

  •  小型機が墜落したとみられる現場(下)で救助活動を行う消防ヘリ=18日午後1時5分、福岡県八女市(共同通信社ヘリから)

     小型機が墜落したとみられる現場(下)で救助活動を行う消防ヘリ=18日午後1時5分、福岡県八女市(共同通信社ヘリから)

  •  福岡県八女市星野村
  •  小型機が墜落したとみられる現場(下)で救助活動を行う消防ヘリ=18日午後1時5分、福岡県八女市(共同通信社ヘリから)

 18日午前10時40分ごろ、福岡県八女市で小型航空機のような物が墜落したと119番があり、その後、付近で3人と機体の残骸が見つかった。県警は3人の死亡を確認し、墜落したとみて身元確認を急いでいる。通報の約10分前、京都市や神戸市の男性3人が乗っていたとみられる佐賀空港発の小型機から救難信号が発信されていた。国土交通省は航空事故に認定、運輸安全委員会が航空事故調査官2人を指名した。

 国交省や佐賀県佐賀空港事務所によると、佐賀発の小型機は単発プロペラ機シーラスSR20。飛行計画では午前10時13分に離陸し、午後0時43分に大阪府の八尾空港に到着する予定だった。午前10時31分に救難信号が出され国交省が受信。応答したが連絡が取れなかった。搭乗者が自ら発信したものかどうかは分かっていない。

 福岡県警や八女消防本部によると、現場は大分県境に近い八女市星野村付近の山中。捜索中の消防ヘリコプターから「けが人らしき人を発見した」と連絡が入り、午後0時15分ごろ、3人を見つけた。機体は原形をとどめず焦げた部分もあり、両翼は残っていなかった。

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