埼玉新聞

 

自家製に果物添えて 横瀬の「茶屋武甲」 糀と米粉のシフォンケーキ 豆乳ホイップと季節ごとの果物をそえて提供

  • 糀と米粉のシフォンケーキ

    糀と米粉のシフォンケーキ

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 横瀬町にある築150年の古民家をリノベーションしたカフェレストラン「茶屋武甲」が今月からオープンした。木のぬくもりが感じられる和の店内で、心と体が喜ぶ「醗酵(はっこう)」と「薬膳」を融合させた食事や飲み物を提供。秩父のシンボル武甲山を眺めながら、優雅な一時を味わえる。

 同店は、醗酵・薬膳料理教室を主宰している富田恵未さん(46)が、夫・裕介さん(41)の叔父所有の木造2階建て古民家を改装。恵未さんは「絶景に建つ古民家を壊してしまうのはもったいない。カフェ開業の夢をこの地でかなえたかった」と思いを語る。

 午後1時までは、オーガニック野菜が主軸の日替わりの養生ランチ(1800円~)や薬膳カレー(1600円~)を提供。カフェタイムでは、薬膳茶や台湾ウーロン茶など美容や健康を意識した豊富なドリンク、デザートが楽しめる。

 恵未さん自ら育てている糀(こうじ)を使った「糀と米粉のシフォンケーキ」(450円~)は、豆乳ホイップと季節ごとの果物をそえて提供。秩父の酒造会社の酒粕2種を合わせた「酒粕のチーズケーキ」(650円)はハーブティーとの相性が絶妙という。

 「20~70代の健康志向の高い女性や地元住民に愛される店にしたい」と富田夫妻は意気込んでいる。

 【メモ】茶屋武甲 横瀬町横瀬4052(電話050・1726・9988)。営業時間は午前11時半~午後4時。水、木、金、土曜のみ営業。西武鉄道横瀬駅から徒歩3分。

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