ロッテからドラフト5位で指名を受けた日本通運の冨士隼斗投手（23）＝180センチ、86キロ、右投げ右打ち、大宮東高―平成国際大出＝は17日、東京都内で入団交渉に臨み、契約金4000万円、年俸1000万円で合意した。背番号は46。

　最速155キロの直球と切れのあるスライダーが武器の本格派右腕。榎康弘アマスカウトディレクターは「1年目から戦力として活躍を期待している」と即戦力の働きを求めた。それを受けて冨士は「1年目の目標は新人王」と力強く宣言した。

　昨年には弟の冨士大和投手（大宮東高出）が埼玉西武に育成1位で入団しており、兄弟そろってプロの世界に足を踏み入れる。冨士は「1軍の舞台で戦えるように」と来季から同じパ・リーグでペナントを争うことになる弟との直接対決を夢に描いた。（金額は推定）