最先端の介護見守り機器紹介 共生社会目指すフェア
2025/11/17/16:18
高齢化が進む地域で互いに支え合い、共生社会の実現を目指す「福祉・介護・健康フェア」(新潟日報社など主催)が8日、新潟市内で開かれ、大勢の来場者でにぎわった。
フェアでは食や認知症、病気予防をテーマにした講演やトークショーが行われた。会場には医療や介護、健康などに関するブースが設けられ、出展したそれぞれの事業者が来場者の質問に直接答えた。
介護関係では、最先端の見守りシステム「フィンガルリンクコネクト」を開発したユーウェブ(北九州市)が出展。自動車の衝突事故防止機能などに使われている非接触型の「ミリ波」レーダーによって、既存の機器では難しい呼吸の微細な変化や体の振動まで24時間キャッチする。体温や脈拍、おむつの排尿や排せつ量なども含め、12の項目を検知。カメラを設置せずに、プライバシーにも配慮しながら要介護者の安全や状態を見守ることができるとあって、介護現場で働く職員の負担を軽減するシステムとして注目されている。
ユーウェブの阿部勇会長は「新潟県では初の出展で、来場者の方のフィンガルリンクコネクトに対する関心も高かった。年内に個人在宅用の見守りシステム機器が発売開始予定です。今後はさらに需要が高まる」と話していた。
フィンガルリンクコネクトに関する問い合わせは、埼玉新聞社(電話048・795・9161)へ。










