埼玉新聞

 

赤坂の女性刺傷、1時間前に男 ポスターにバツ印、関連捜査

  •  警視庁

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  •  女性が刺された現場ビルに張られた音楽ライブのポスター。バツ印が付けられていた=16日、東京都港区

     女性が刺された現場ビルに張られた音楽ライブのポスター。バツ印が付けられていた=16日、東京都港区

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 東京都港区赤坂3丁目のビルで40代女性を刺したとみられる男が、約1時間前から現場周辺の防犯カメラに写っていたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。女性の後を追うようにビルに入る様子や、靴をポリ袋のようなもので覆っているのも写っていた。足跡を残さないようにしたとみられ、警視庁は計画的に襲撃した可能性があるとみて、殺人未遂容疑で逃走した男の行方を追っている。

 現場ビルに張られていた、女性が出演予定だった音楽ライブのポスターにバツ印が付けられており、関連を調べる。

 16日午前10時25分ごろ、女性が男に切り付けられたと通報があった。女性は仕事とは別に音楽活動をしており、午後1時からのライブに出演するため、1人で地下1階のライブハウス前で待っていたという。

 警視庁などによると、女性は刃物で左脇腹などを刺されたとみられ、重傷を負った。男はマスクを着けており、女性は搬送時、男について「心当たりがない」という趣旨の説明をした。男はいずれも黒の帽子と作業着を身に着けていた。自転車で逃走したとみられる。

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