埼玉新聞

 

ショック…無職の男性、2138万円を失う 出会ったアシスタント、アプリを入れるよう指示 信じて送金、ウソの画面を見て利益が上がった気分になった男性…その後、現金を引き出せず詐欺に気付く

  • 【ちなみ】パトカー10=事件事故イメージ

    埼玉県警

  • 【地図】さいたま市北区

    SNS通じ投資詐欺、2138万円被害=さいたま市北区

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  • 【地図】さいたま市北区

 埼玉県警大宮署は13日、さいたま市北区の無職男性(67)が交流サイト(SNS)を通じた投資詐欺被害に遭い、現金2138万円をだまし取られたと発表した。

 同署によると男性は7月下旬ごろ、インターネットで投資に関する記事を見つけ、個人情報を入力。グループチャットに招待され、投資の指導役アシスタントを名乗る者などから「このたび国際講座の枠を獲得されました」「AIクオンツシステムがその金額に合わせて最適な株式注文を自動で選び、注文まで行います」などとメッセージがあった。その後、投資アプリをダウンロードするように指示され、9月7日~10月6日までの間、インターネットバンキングを利用して被疑者らが指定した口座に現金合計2138万円を振り込んだ。アプリ上では利益が出ているように表示されたことから、男性が利益を引き出そうとしたところ、「引き出すには20%の保証金が必要」などと表示され同署に相談し、被害が発覚した。

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