純利益が21%増の240億円 埼玉りそな銀、4~9月期決算 3期連続の増益
2025/11/14/11:03
埼玉りそな銀行が11日に発表した2025年4~9月期単体決算は、純利益が前年同期比21・7%増の240億円だった。中間期では3期連続の増益。金利上昇に伴う資金利益の増加がけん引し、不良債権比率も改善した。本業のもうけを示すコア業務純益(投資信託解約損益除く)が37・4%増の310億円で、5期連続で増加した。
資金利益は28・6%増の568億円だった。9月末時点の貸出金残高(政府等向け除く)は中小企業向け貸し出しや住宅ローンなどの需要に対応し、前年同月末比2・4%増の8兆2023億円。預金残高は1・1%増の17兆6117億円だった。貸出金利回り(政府等向け除く)は1・03%で、0・26ポイント上昇した。
不良債権比率は1・05%と0・04ポイント改善。経営改善支援で、改善取引先数は前年同期比88先増の570先だった。与信費用は13億円の戻り益が発生した。
投資信託の販売などの手数料を示すフィー収益は8・3%減の157億円。デビットカードなどの決済が伸長するも、米国の関税政策によるマーケットの影響による、低リスク運用商品へのシフトが進んだことなどが主因という。
福岡聡社長は物価高などの外部環境に対して「伴走支援で企業支援を行うとともに個人のお客さまには暮らし全般を支えるソリューションを引き続き提供する」と述べた。
同日発表したりそなホールディングスの25年4~9月期連結決算は、純利益が前年同期比25・1%増の1428億円だった。










