坂戸市や志木市、川島町の県西部で11日夕から12日早朝にかけて、一般住宅の窓ガラスが割られたり、居室内から現金などが盗まれた窃盗事件や器物損壊事件などが合計9件発生した。犯行手口が似ており、半径約10キロ圏内と近いことから、県警は同一犯の可能性も視野に捜査している。

　県警捜査3課によると、複数の被害者らから「1階の窓ガラスが割られ、現金が盗まれた」という110番や管轄署への通報があった。坂戸市清水町で5件、志木市では中宗岡2丁目と下宗岡4丁目でそれぞれ1件、川島町八幡で2件が相次いだ。

　いずれも工具で1階の掃き出し窓のガラスが割られており、侵入被害に遭った住宅では現金合計144万4千円や財布などが盗まれた。県警が連続窃盗事件として捜査している。