さいたま市大宮区の一般住宅に侵入して現金などを盗んだとして、男と少年が逮捕された事件で、県警捜査3課と大宮西署、川越署は12日までに、住居侵入と窃盗の疑いで、東京都東大和市芋窪4丁目、無職の男（23）と、東京都町田市の自営業少年（17）を新たに逮捕した。

　逮捕容疑は共犯者2人と共謀し、8月5日午前0時～同5時15分ごろまでの間、さいたま市大宮区櫛引町1丁目の一般住宅に侵入し、現金89万円と加熱式たばこ2個（時価合計約4千円相当）を窃取した疑い。県警は共犯事件のため認否を明らかにしていない。

　同課によると、これまでに逮捕された2人の取り調べなどから犯行を特定。4人は知人関係とみられ、男が指示役、ほか3人が指示を受けて犯行を実行していた。

■両親は1階で寝ていた　携帯電話も盗まれる（以下、先に2人逮捕の記事）

　県警捜査3課と大宮西署は8月5日、住居侵入と窃盗の疑いで、志木市柏町4丁目、男（21）と戸田市の少年（17）＝いずれも無職＝を逮捕した。

　逮捕容疑は共謀の上、5日午前0時ごろ～同5時15分ごろ、さいたま市大宮区櫛引町1丁目のパート男性（65）宅に侵入、現金約89万円と携帯電話など計3点（計約2万円相当）を盗んだ疑い。県警は共犯事件のため、認否を明らかにしていない。

　同課によると、5日午前5時20分ごろ、男性の父親が「寝ていたところ、覆面の男が入ってきた」と110番。県警は防犯カメラの捜査などから2人を特定した。

　1階で寝ていた男性の両親が、男ら2人を含む計3人が侵入したことを目撃しており、県警はほかにも共犯者がいるとみて調べている。