埼玉新聞

 

埼玉で感染流行…学級閉鎖、学校閉鎖が増 早いタイミングの警報発令、インフル感染拡大で 小中学生を中心に広がる 感染の報告が多かったエリアは

  • 【地図】埼玉県(周辺アリ・広域)(直し)

    インフル警報発令の埼玉

  • 【地図】埼玉県(周辺アリ・広域)(直し)

 埼玉県は12日、インフルエンザの感染者数が増加しているとして警報を発令した。11月3~9日の1定点医療機関当たりの患者数は45・76人で、警報の基準となる30人を上回った。警報発令は3年連続で、現行方法で統計を開始した1999年以降、2023年、09年に次いで3番目に早い警報発令となった。

 1定点当たりの報告数は、鴻巣保健所(100・00人)南部保健所(86・60人)、狭山保健所(77・85人)、朝霞保健所(73・50人)の順。インフルエンザのシーズンは例年9月上旬ごろ始まり、24年は12月下旬、23年は11月1日に警報が発令された。

 大野元裕知事は11日の記者会見で「小中学生を中心に感染が拡大しており、学級・学校閉鎖が増えている。症状がある場合は外出を控え、休養に努めていただくとともに、マスク着用をはじめ、せきエチケットを心がけていただきたい」と感染防止対策の徹底を呼びかけた。

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