埼玉新聞

 

依願退職…20代女性にわいせつ行為した警官 “タイプの女性”で体を触った疑い 母が通報し逮捕、釈放され懲戒処分に 「正直覚えていない」と語った23歳、今は「過去に女性に声をかけて成功したので」

  • 【ちなみ】パトカー1=事件事故イメージ

    埼玉県警

  • 【地図】日高市

    警察官、停職3カ月処分 路上でわいせつ=日高市

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 日高市内の路上で女性に対してわいせつな行為をしたとして、県警は12日、県警狭山署地域課の男性巡査(23)を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。男性巡査は同日付で依願退職した。

 県警は10月15日、不同意わいせつの疑いで、男性巡査を逮捕していた。逮捕後、処分保留で釈放されている。

 県警監察官室によると、逮捕時は容疑を否認していたが、その後「過去に女性に声をかけて成功した時に達成感を感じたので、今回もタイプの女性を見つけて声をかけようと思った」「体を触りたいという気持ちから触ってしまった」と話しているという。

 県警の斎藤克也首席監察官は「捜査と調査の結果を踏まえ厳正に処分した。職員に対する職務倫理教養を徹底し、再発防止に努めたい」とコメントした。

■女性が自転車で走行中「かわいいね」(以下、初報記事)

 日高市内の路上で女性に対してわいせつな行為をしたとして、県警は10月15日、不同意わいせつの疑いで、狭山署地域課巡査の男(23)=日高市高麗川2丁目=を逮捕した。

 県警捜査1課などによると、男は7日午後11時ごろ、日高市内の路上で、自転車で通行中の県内の20代女性に対して「かわいいね」などと声をかけ、体を触るなどのわいせつな行為をした疑い。「雰囲気が好みだったので声をかけた」などとした上で、わいせつ行為については「正直覚えていません」と容疑を否認しているという。

 捜査1課と監察官室によると、男は当時非番で、車で現場付近まで向かい犯行に及び、その後再び車に乗り逃走していた。被害女性の母親が同日、「娘がわいせつ被害に遭った」と110番。防犯カメラなどの捜査で男の犯行を特定した。2人に面識はなかった。

 男は昨年4月に県警巡査を拝命。今年1月から狭山署地域課で勤務していた。県警の斎藤克也首席監察官は「職員が逮捕されたことは誠に遺憾。被害者に深くおわびする。今後の捜査結果を踏まえて厳正に対処する」とコメントした。

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