<高校サッカー>勢いそのまま駆け上がってきた細田学園、14年ぶりの決勝進出を目指す武南 実力拮抗、勝敗を分けるのは一瞬の隙か あす9日準決勝、熱戦の見どころ
2025/11/08/12:01
サッカーの第104回全国高校選手権埼玉大会(埼玉新聞社など後援)は9日、NACKスタジアム大宮で準決勝2試合を行う。組み合わせは昌平―成徳大深谷(午前11時5分)、細田学園―武南(午後1時35分)。16日に埼玉スタジアムで実施される決勝進出を懸けて熱戦が予想される両カードの見どころを探った。
初の準決勝を戦う細田学園と関東高校県予選準優勝で14年ぶりの決勝進出を目指す武南との一戦となった。ともにフィジカルが強く、堅守が持ち味。今季はS1リーグで2度対戦。7月は1―1の引き分け、9月は1―0で細田学園が勝利している。激しい攻守の入れ替わりが予想され、実力が拮抗(きっこう)するだけに一瞬の隙が勝敗を分けそうだ。
細田学園は2回戦で全国高校総体県予選4強の浦和南を2―1で破り、全試合1点差勝利。勢いそのままに準決勝まで駆け上がった。準々決勝の浦和東戦では先制されるも、後半の2得点で逆転勝利した。守備は主将でDF高久の視野と的確な判断力が安定しており、3試合で3失点。FW小野寺はスピードが武器。築いた決定機を確実にものにしたい。
武南は準々決勝で、プリンスリーグ関東2部に所属し全国高校総体県予選準優勝の西武台を撃破。優勝候補相手にロングパス、サイドチェンジを使いながら、試合終了間際に決勝点を奪った。推進力のあるMF有川、関口らのドリブル突破で相手ゴールに攻め込んだ。今大会で台頭したFW藤森は2得点。GK金昶銖の判断力も高く、3戦2失点の守備力も高い。










