<高校サッカー>県内屈指の選手層を誇る昌平、高さ生かしたセットプレーが強みの成徳大深谷 今季初、トップチームの対戦 あす9日準決勝、熱戦の見どころ
2025/11/08/11:58
サッカーの第104回全国高校選手権埼玉大会(埼玉新聞社など後援)は9日、NACKスタジアム大宮で準決勝2試合を行う。組み合わせは昌平―成徳大深谷(午前11時5分)、細田学園―武南(午後1時35分)。16日に埼玉スタジアムで実施される決勝進出を懸けて熱戦が予想される両カードの見どころを探った。
全国高校総体県予選を制した昌平と4月の関東高校県予選で優勝した成徳大深谷が顔を合わせる。昌平がU-18(18歳以下)プレミアリーグ東地区に所属するため、S1リーグで戦う成徳大深谷とのトップチームでの対戦は今季初。県内屈指の選手層を誇る昌平とセットプレーを強みとする成徳大深谷。プレースタイルの違う両チームの攻防が焦点となる。
昌平は初戦となった準々決勝で前回準優勝の浦和学院を2―2からのPK戦で下した。浦和学院戦では常に追いかける展開となったが、MF長(おさ)の巧みなドリブルで仕掛け、FW陣にボールが供給されることで攻撃のスイッチが入った。途中出場したMF人見の高いキープ力とPK戦にもつれれば身長197センチの大型GK土渕のセーブ力も魅力だ。
対する成徳大深谷は3試合11得点の攻撃力が大きな武器となる。身長190センチのFW頓宮(はやみ)の高さを生かしたセットプレーが攻撃の中心。3回戦、準々決勝の2試合連続で得点したMF鯨井の仕掛けにも期待がかかる。決定力のあるFW川上がボールを収め、前への推進力を高めたい。守備では3戦1失点。DF山谷の献身的な守備も決勝進出の鍵となりそうだ。










