映画「平場の月」公開を前にPR ロケ地の埼玉・朝霞市 市内の駅通路に横断幕や市広報紙の表紙にワンシーン掲載など 映画の公開は14日から
2025/11/07/10:36
2019年の第32回山本周五郎賞を受賞した小説「平場の月」(朝倉かすみ著、光文社刊)を実写した同名映画が14日から全国で公開される。映画のロケ地となった朝霞市は市内の駅通路に横断幕の掲出や、市広報紙の表紙に映画のワンシーンを掲載するなど多様なプロモーションに取り組んでいる。
映画は約120分で、堺雅人、井川遥などが出演。主題歌を星野源が歌っている。中学時代の初恋の相手同士が時を経て再会し、引かれ合っていく姿を描いた小説を実写化した。14日から、「TOHO」系シネマなど全国約300館で公開される。
映画は昨年、市内で撮影が行われた。市役所から国道254号線に延びるシンボルロード、飛行機形のジャングルジムがある南割公園(通称・ひこうき公園)、市立朝霞第四中学校など市内の10カ所以上がロケ地となっている。
市によると、作者の朝倉さんは北海道生まれ。2003年に「コマドリさんのこと」で第37回北海道新聞文学賞、04年に「肝、焼ける」で第72回小説現代新人賞を受賞し、作家デビュー。上京後、朝霞市に居住していたことから、同市を「平場の月」の舞台に選んだらしい。
市では、10月から朝霞台駅と北朝霞駅の連絡通路に横断幕の掲出や、公共施設にポスターを配布。10月31日からホームページのトップページにワンシーンを掲載、朝霞駅前に公開日までのカウントダウンボードを設置した。
市シティプロモーション課は「撮影現場を目にした市民も多いと思う。撮影から1年。じわじわと期待が高まり、公開を楽しみにしている。朝霞のすてきな一面が映画から多くの人に知ってもらえれば」と期待を寄せている。










