埼玉新聞

 

「独自のカラーを」 埼玉・鶴ケ島 小川市長が初登庁 県内最年少の市長 3選目指した前市長を498票差で破り初当選した33歳

  • 市役所に初登庁し花束を受け取る小川尋海市長=5日午前8時10分すぎ、鶴ケ島市三ツ木

    市役所に初登庁し花束を受け取る小川尋海市長=5日午前8時10分すぎ、鶴ケ島市三ツ木

  • 市役所に初登庁し花束を受け取る小川尋海市長=5日午前8時10分すぎ、鶴ケ島市三ツ木

 10月26日に投開票された鶴ケ島市長選で初当選した小川尋海市長(33)が5日、市役所に初登庁し、「市民は鶴ケ島が変わることを望んでいる。限られた予算で独自のカラーを出していきたい」と抱負を述べた。県内最年少の市長となった。

 小川氏は午前8時10分、市職員や支援者ら約200人に拍手で迎えられ、市庁舎正面玄関前に到着。「市民から見て常識とはいえないものは、市職員と相談しながら見直しや改革を図りたい」とあいさつした。就任式では市職員150人を前に訓示を行った。

 その後の記者会見で、小川氏は「これまでにない発想や感覚で鶴ケ島の市政、行政サービスを見直してほしいと市長に選んでもらった。変えるならこのタイミングだ。私を利用してほしい」と述べた。

 また、自身がテーマに掲げる子育てや健康づくりへの支援を挙げ、「人への投資を中心に予算を決めたい」と強調した。副市長の人事にも触れ、「市職員から、なるべく早く選考したい」との考えを改めて示した。

 小川氏は2023年に市議に初当選し、1期目途中で今回の市長選に立候補。3選を目指した前職の斉藤芳久氏(75)を498票差で破り、初当選を果たした。

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