男子高校生が死亡…窓から身を乗り出し、そのまま車が横転 深夜の高校グラウンドで 運転した17歳を書類送検へ 後部座席の2人、運転の17歳に加勢した疑いで書類送付へ 死亡の生徒、車体と地面に挟まれたか
2025/11/04/09:39
さいたま市西区西遊馬の埼玉栄高校のグラウンドで昨年11月16日夜、同校の生徒らがグラウンド整備用の軽乗用車を運転し、横転させて助手席の男子生徒=当時(17)=が死亡した事故で、県警は近く、運転していた男子生徒(17)を自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで、さいたま地検に書類送検する方針を固めたことが捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、車両管理に不備があったとみられ、埼玉栄高校を運営する学校法人佐藤栄学園側を業務上過失致死の疑いで捜査している。
事故は昨年11月16日午後11時半ごろに発生。書類送検された男子生徒が運転する軽乗用車がグラウンド脇にあるのり面に乗り上げ、助手席側を下に横転した。助手席と後部座席に計3人の男子生徒が同乗しており、死亡した男子生徒が助手席の窓から身を乗り出していたため、車体と地面に体を挟まれたとみられる。男子生徒は頭を強く打って死亡した。後部座席の男子生徒1人も軽傷を負った。
捜査関係者によると、県警は運転していた男子生徒を過失致死傷容疑で書類送検するとともに、遺族側からの告訴に基づき傷害致死の容疑で書類送付する。後部座席に同乗していた男子生徒2人を運転していた生徒の行為に加勢したとして、現場助勢容疑で書類送付する方針という。










