サッカー元日本代表・武田修宏さん、東松山で講演 50年のサッカー人生振り返り、仲間の大切さなど熱弁
2025/11/02/15:29
サッカーの元日本代表FW、武田修宏さん(58)が10月25日、東松山市の大東文化大学で「サッカー人生、夢と挫折と」と題した講演会を行った。現役時代の経験や引退を通じて、逆境や苦しい時の考え方や仲間の大切さなどを熱弁した。
今回の講演会は同大東松山キャンパスの「ホームカミングデー2025」の一環。スポーツ・健康科学部の創設20周年を記念して開催され、学生や市民ら約150人が参加した。
武田さんは、現役時代Jリーグ創世期のヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)や日本代表でストライカーとして、引退後はタレントとしても活動。現在は、子ども向けのサッカー教室やプロチームの指導に軸足を置いている。
講演では自身のプレーや経歴を映像で紹介。同14日に日本代表が歴史的勝利を収めたブラジル戦も解説した。50年にわたるサッカー人生を振り返り、「挫折した時には自分を成長させる時とポジティブに考え、自分よりポジティブな方々に会ったりする。本を読むことも大事」などとアドバイス。また「仲間を信じて大切にし、目標を持って人生を頑張ってほしい」と会場に呼び掛けた。
現役時代から気をつけている健康管理については、「規則正しい生活習慣の積み重ねが大事。定期健診を受け、毎日の運動で自律神経を整え、自分のコンディションを維持している」と話した。
同大は来年1月の箱根駅伝への出場が決まり、武田さんは応援旗に「自信を持って逆境に勝て」と力強いメッセージを寄せた。
主催者として同大スポーツ・健康科学部の杉森裕樹学部長は「講演で挑戦することの大切を学び。学生も勇気やヒントを得られたと思う」とあいさつした。










