<高校サッカー>決勝T、きょうから準々決勝 大会は終盤に突入…4強入りを懸け、熾烈な争いが予想 組み合わせ、注目の選手は 各カードの見どころ探る
サッカーの第104回全国高校選手権埼玉大会(埼玉新聞社など後援)は1、2の両日、浦和駒場スタジアムで準々決勝が行われる。組み合わせは1日が昌平―浦和学院(11時5分)、聖望学園―成徳大深谷(午後1時35分)。2日が武南―西武台(11時5分)、細田学園―浦和東(午後1時35分)。4強入りを懸けて熱戦が予想される各カードの見どころを探った。
前回王者の正智深谷が3回戦、全国高校総体県予選4強の浦和南が2回戦で敗退。大会は終盤に突入し、より熾烈(しれつ)な争いが予想される。
初の4強入りを目指す細田学園と7大会ぶりの準決勝進出を狙う浦和東の一戦は注目だ。細田学園は2回戦で浦和南を下すなど3試合で14得点。複数の選手が得点し、ゴールへの意識が強い。8強唯一の公立校・浦和東はMF滝川を中心に体を張り3試合で1失点と守備が安定。MF藤井の高い決定力で試合を優位に進める。FW金は3得点で好調を維持している。
ともにS1リーグ所属の聖望学園―成徳大深谷も目が離せない。聖望学園は昨年のチームから主力を担う主将のMF田中翼、突破力が魅力のMF中原が得点源になる。FW前住らとの連係を図り攻め込む。聖望学園にリーグ戦と全国高校総体県予選を合わせ3勝を挙げている成徳大深谷は得点力のある川上、頓宮、吉田らのFW陣で確実に点を奪いたい。
プリンスリーグ関東2部の西武台は初戦となった市浦和戦で点の取り合いを制した。選手層が厚く、高い攻撃力が光る。2失点したが守備を修正して準々決勝に臨む。武南は3回戦の国際学院戦でトップチーム初先発のFW藤森が2得点。DF田村、MF鞭馬らが得点に絡み、2試合で6得点と好調。活発な攻撃陣が得点を重ねて守り切りたい。
プレミアリーグ東地区の昌平は準々決勝が初戦となる。主将のDF伊藤を中心に守備を固め、相手に流れを渡さない。10月19日の同リーグ戦では途中出場のMF人見が得点するなど総合力が高い。前回準優勝の浦和学院は3回戦でMF平昭が活躍。連覇を狙った正智深谷を破り、前回の悔しさを晴らし勢いに乗る。6月の全国高校総体県予選を制した王者に挑む。










