埼玉新聞

 

鏡面にベンガラを確認、研磨剤か 奈良・富雄丸山古墳で出土

  •  富雄丸山古墳で出土した斜縁神獣鏡の破片(奈良市教育委員会提供)

     富雄丸山古墳で出土した斜縁神獣鏡の破片(奈良市教育委員会提供)

  •  富雄丸山古墳で出土した斜縁神獣鏡の破片(奈良市教育委員会提供)

 奈良市教育委員会は31日、国内最大の円墳・富雄丸山古墳(4世紀後半、直径約109メートル)から出土し、中国製とされる斜縁神獣鏡の破片を分析した結果、鏡面を磨いた跡に赤色顔料のベンガラ(酸化鉄)を確認したと明らかにした。ベンガラは粒子が細かく、鋳造後の粗磨きで研磨剤として使われたとみられる。

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