埼玉新聞

 

インフルエンザ流行注意報、県が発令 今年1月以来、9カ月ぶり 患者数が増加…報告数の多い保健所は朝霞、鴻巣、狭山の順 県、手洗いの励行やマスクの着用など呼びかけ

  • 【地図】埼玉県(周辺アリ・広域)(直し)

    患者数が増加 埼玉県、インフルエンザ流行注意報を発令

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 県は29日、県内でインフルエンザの患者数が増加していることから、流行注意報を発令した。発令は今年1月以来、9カ月ぶり。予防のために、手洗いの励行や場面に応じたマスクの着用などを呼びかけている。

 県感染症対策課によると、県内の定点医療機関176カ所からのインフルエンザ報告数が、前週の1091人から2053人と増加。20~26日の1定点当たりの報告数が11・73人と、県が定める注意報発令基準値の10人を超えた。保健所管理別の1定点当たりの報告数は、朝霞保健所の30・81人、鴻巣保健所の18・25人、狭山保健所の16・69人の順に多かった。

 同課担当者は、インフルエンザを広げないことが重要とした上で「寒暖差が激しく、寒さにまだ慣れていない人も多いと思うが、室内の換気を心がけてほしい」と話した。

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