5日間で6人死亡…埼玉で5件の交通死亡事故 県警が多発警報を発令、県民に注意喚起 歩行者、バイク、普通乗用車がそれぞれ2人 歩行者はどちらも高齢者が被害、日没前後に発生 30日まで
2025/10/29/11:18
県内で15~19日までの間に5件の交通死亡事故が発生し、6人が死亡したとして、県は21日、交通死亡事故多発警報を発令した。期間は30日まで。県民に対して交通事故に対する注意喚起をするとともに、県警や市町村などと連携し、集中的な交通事故防止対策を実施する。
15~19日までの死者6人の内訳は、歩行者、バイク、普通乗用車がそれぞれ2人。歩行者が犠牲になった2件はどちらも高齢者が被害者で、日没前後に発生している。今年の交通事故死亡者数は83人(20日時点)で、前年の同時期と比べて1人増加。そのうち65歳以上の高齢者が45人(前年同時期比9人増)で、54・2%を占める。また、高齢者に限らず、歩行者が25人(同3人減)と多くなっている。
県防犯・交通安全課では、高齢者関係団体への周知や、ホームページ(HP)、交流サイト(SNS)を活用した広報を予定している。同課担当者は「ドライバーには思いやり運転と早めのライト点灯、歩行者には手を上げて道路を渡ったり、反射材の使用をお願いしたい」と話した。










