特待生の選出巡り9課程で業者テスト使用 埼玉県内の私立高校 埼玉県の調査、個別に改正を求める
2025/10/27/13:27
私立高校の入学者選抜や入学時の特待生候補選出の判定について県が調査していた件で、県内の全私立高校55校の計59課程のうち、9課程で業者テストの結果を特待生候補者などの選出に使用していたことが23日分かった。
調査の結果、学力や成績に応じて入学金などの全額もしくは一部を免除する特待生制度があると答えたのは43課程。業者テストの結果について、9課程で特待生の候補者選出に使用したり、説明会などで生徒や保護者に対し持参を求めていた。入学者選抜で、業者テストの結果を合否判定に使用している課程はなかった。
県は、1993年の文科省通知を基に毎年、業者テストの結果の取り扱いについて、入学者選抜への使用や説明会への持参を要求しないよう各校に要請している。今年は、6日付で関連事務でも業者テストの結果を使用しないよう付記して通知を出しており、同時に調査も依頼していた。
県学事課によると、全私立高校に対し、調査結果と合わせて22日付で特待生などの候補者選出においても業者テストの結果を使用しないよう通知。業者テストの結果を使用していた9課程については、個別に改正を求めるとした。










