埼玉新聞

 

国道140号、通行止めを延長…来年2月末まで 秩父・大滝 新たな落石が発生、追加工事が必要に 建設中で暫定的に供用の大滝トンネル、引き続き一般車両の通行が可能

  • 暫定開通した大滝トンネルを通行する一般車両=30日午前10時ごろ、秩父市荒川白久の大滝トンネル坑口

    暫定開通した大滝トンネルを通行する一般車両=7月30日午前10時ごろ、秩父市荒川白久の大滝トンネル坑口

  • 道路上をふさいでいた倒木や岩の片付け作業を終えた崩落現場

    道路上をふさいでいた倒木や岩の片付け作業を終えた崩落現場

  • 暫定開通した大滝トンネルを通行する一般車両=30日午前10時ごろ、秩父市荒川白久の大滝トンネル坑口
  • 道路上をふさいでいた倒木や岩の片付け作業を終えた崩落現場

 秩父市大滝の国道140号が7月に起きた落石により通行止めとなっている問題で、県は24日、通行止め期間を2026年2月末まで延長すると発表した。県道路環境課によると、9月12~13日に、7月の落石箇所から西に約40メートルの斜面上で新たな落石が発生。人的被害はなかったものの、ガードレールが新たに損傷した。この影響により、落石防護柵の新設などの追加工事が必要になった。

 現在の通行止めの区間は、国道140号の三峯神社鳥居付近から大滝神庭交流広場入り口付近の約1・2キロ。7月30日から、暫定的に供用されている建設中の大滝トンネルは引き続き、一般車両(自転車・バイクなどの二輪、ミニカーを除く)の通行が可能となっている。同課の担当者は「工事期間が延長となり、引き続き利用者の方には不便をおかけするが、理解と協力をお願いしたい」と話している。

ツイート シェア シェア