まさか…JR高崎線で運転見合わせ 車の54歳女性、ブレーキを誤ったか…踏切の遮断機を突き破った車、電車と衝突し大破 最大3時間54分遅れ 電車の妻、夫に連絡「大きな揺れが」
2025/10/22/06:57
21日午前8時45分ごろ、鴻巣市箕田の踏切内で、JR高崎線の籠原発熱海行き上り普通列車(10両編成)と乗用車が衝突。乗用車は前部が大破し、運転していた市内に住む女性(54)が救急搬送された。鴻巣署によると、女性は会話ができ、軽傷とみられる。
現場は北鴻巣駅と鴻巣駅間の踏切。乗用車は遮断機を突き破って、前部が踏切内に進入したという。同乗者はいなかった。女性はブレーキの誤操作で踏切内に入ってしまったという趣旨の話をしているという。JR東日本首都圏本部によると、電車の乗客約500人と乗員にけが人はいなかった。
この事故で、高崎線は東京―高崎間の上下線で、湘南新宿ラインは新宿以北の高崎線内で、南北行の運転を見合わせた。午後0時43分までに、それぞれ運転を再開。計25本が運休、23本が最大3時間54分遅れ、約1万6千人に影響が出た。
■地元住民ら驚き「まさか近くで」
鴻巣市箕田のJR高崎線の踏切で21日朝、普通列車と乗用車が衝突した事故。周辺は静かな住宅街で、近所の人たちが不安そうに現場を見つめ、近くの小学生らは先生と一緒に下校していた。乗用車は撤去され、列車は線路上に止まったままで、作業員らが復旧作業を進めていた。
妻が衝突した列車に乗っていたという鴻巣市の30代男性は「電車が止まった際も妻と連絡を取り合っていた。衝突した車両ではなかったが、揺れが大きかったと言っていた。テレビでは見たことがあるが、まさか近くでこんな事故があると思わなかった」と話した。










