埼玉新聞

 

男子プロゴルフ大会で初優勝の勝俣選手 出身の埼玉・三芳町役場を表敬訪問 「今後は複数回、優勝できるように頑張りたい」 中学生までは野球で甲子園目指すも断念、父の勧めで始めたゴルフ

  • 林伊佐雄町長(右)に初優勝を報告し、今後の飛躍を誓うプロゴルファーの勝俣陵選手=三芳町役場

    林伊佐雄町長(右)に初優勝を報告し、今後の飛躍を誓うプロゴルファーの勝俣陵選手=三芳町役場

  • 林伊佐雄町長(右)に初優勝を報告し、今後の飛躍を誓うプロゴルファーの勝俣陵選手=三芳町役場

 大阪府堺市の泉が丘カントリークラブで9月下旬に開催された男子プロゴルフトーナメント「パナソニックオープンゴルフチャンピンシップ大会」(賞金総額1億円)で優勝した、三芳町出身のプロゴルファー勝俣陵選手(29)が三芳町役場を表敬訪問し、林伊佐雄町長に優勝を報告した。

 勝俣選手はプロ転向後、ツアートーナメント優勝は初めて。初優勝の報告を受けた林町長は「おめでとう。本当によかった」と称賛するとともに、勝俣選手を同町のふるさと大使に委嘱することを決めた。同大使の要請を受けた勝俣選手は「やらせてもらいます」と快諾した。

 同大会は9月25~28日までの4日間の日程で行われ、プロ選手ら約140人が参加。18番ホール(パー71)で予選2日を含めた4日間のトータルスコアで順位が決まる。勝俣選手は3日目まで18アンダーで回り、最終日は69打で通算20アンダーとして見事に優勝を果たした。

 勝俣選手は同町上富地区出身。上富小学校と三芳中学校を卒業後、埼玉栄高校と日大に進学した。中学生までは野球で甲子園出場を目指していたが、膝のけがなどで断念。父親の勧めで中学2年からゴルフを始め、大学時代は埼玉オープンで優勝。卒業直後、プロに転向した。

 林町長に初優勝を報告した勝俣選手は「優勝を目指しているプロとして非常にうれしい。今後は年間で複数回、優勝できるように頑張りたい」と抱負を語った。

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