中古車販売業、ウエツハラモータースが破産手続き開始 負債1億8千万円 合理化進めるも業況低迷
2025/10/18/14:46
中古車販売、整備業のウエツハラモータース(和光市)が9月18日までにさいたま地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが分かった。破産管財人は野田泰彦弁護士(弁護士法人グリーンリーフ法律事務所、さいたま市大宮区)が選任された。帝国データバンク大宮支店によると、負債総額は約1億8千万円。
同社は1971年7月創業、76年4月に法人改組した。当時は東京都板橋区内に本店を置き、和光市、茨城県下妻市にも店舗を構え、大手自動車メーカー系列の特約店として営業を展開。個人タクシー業者向けに架装や装備を含めた車両販売も手がけ、2019年2月期には年売上高約2億円を計上していた。だが、その後は大手ディーラーとの競合激化やネット販売の攻勢を受け、業績が低迷。さらにドライバー不足を主因としたタクシー業界の苦戦の影響で収益性の高かった個人タクシー向け販売も落ち込んでいた。
22年2月に本店を和光市に移し合理化を進めたが、業況低迷に歯止めがかからず、23年2月期の年売上高は1億円を大きく割り込んでいた。










